長谷寺駅から人通りの少ない道を歩くこと約20分で長谷寺の入口に到着。入山料を払って長い長い階段を登って、本堂にたどり着きます。お参りをして、御朱印をいただいてから、改めてご本尊を良く見て、帰路へ。
本堂の周りを回りながらご本尊の前を通るたび手を合わせる方々が何人かみえましたが、お百度参りみたいなものなんでしょうか。無言で歩きつづける姿は若干こわくもありましたが、暑さに負けず何か1つを思って歩きつづける、その精神力はすごいと思います。
実は長谷寺、今回が2回目です。今回は暑い夏に1人で来ましたが、前回は寒い冬、2人でした。
お寺はもちろん、駅からお寺に向かう道も、同じ場所を訪ねたはずなのに、全く違う気分でした。
あの時はああだったな・・・ってことばっかり考えながら歩いてました。
長谷寺から近鉄で八木へ。次の目的地はおふさ天神。時間は昼前、暑い中をまた20分ほど歩き、涼しげな風鈴の音であふれてるおふさ天神へ。お参りし、御朱印をいただきます。今の時期は少なかったですが、花のきれいな時期に行ったらもっときれいだったんだろうな・・・と思う庭園でした。
次の目的地は当麻寺。時間は2時ごろ、暑さのピークで正直ボーっとしてました。また涼しくて花のきれいな時期に来ることを誓って、簡単にお参りと御朱印だけいただいて駅に戻りました。
そしてこの日のクライマックス、信貴山朝護孫子寺。近鉄で信貴山口、ケーブルに乗り換えて高安山、さらにバスで信貴山門まで。着いたのはは日も傾きかけた4時ごろでした。
迷路みたいで若干迷いそうな参道を登って登って、ようやく朝護孫子寺の本堂にたどり着きます。参道を歩いてるとき、ご祈祷するお坊さんの大きな声が聞こえて、どんな激しい儀式が行われてるのか、見られたらいいな・・・と淡い期待をしていましたが、どうやらそれが本日最後のご祈祷だったようです。
お参りして、御朱印をいただいたところで、「大和七福八宝巡り」満願となりました。お福掛けには「満願 亥年」の印が押され、「満願結縁ひも」もいただきました。
これできっと幸せになれるに違いない!のですが、自分より幸せでいてほしい、祖父か友達に差し上げようかと考え中。満願を達成したお福掛けはまだそのまま家に置いてあります。
ロスタイムというかついでというか、この後さらに行ったのは、奈良、興福寺南円堂。着いたのは7時過ぎでしたが、納経所はまだ開いており、お参りして御朱印をいただきます。御朱印をいただいたところで、「若いのによく来られましたね」から会話が始まり、しばらくお話をさせていただきました。お坊さんのお話って、なかなか100%は理解できないのですが、いいお話ばかりなんですよね。
今は、若干スタンプラリーみたいな感覚でお寺を巡ってるのも事実ですし、普段は仕事に追われてたりもしますが、お寺にいる時間だけでも心を落ち着けて、自分について、世の中について、他にもいろいろ考えてみたら、ちょっと充実した生活が送れるのかな・・・なんて思いました。
東金堂は7時半まで開いているとのことで、そちらを見て奈良を後にしたのでした。
夜はお参りに来る人は少ないので、静かな雰囲気で、ゆっくりお話もできて、遅い時間に行って逆に良かった気がします。
週休2日に慣れた身、今週は1日しかなかった休みにこれだけ動き回ると、さすがに翌日はつらかった・・・