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確定拠出年金でインデックスファンド積立 14年間の運用の威力!

企業型確定拠出年金での運用が14年を経過!

「みずほ」がサラリーマンになる前は、余裕資金もなく、全く投資をしていませんでした。

しかし、サラリーマンになった瞬間から、強制的に、資産運用をすることになりました。

 

その理由が、「企業型確定拠出年金」です。

日本版401kという名前で呼ばれたり、最近よく聞く「iDeCo」(個人型確定拠出年金)の仲間でもありますね。

 

私が働いている会社では、私が入社した年に退職金の制度が変更され、確定拠出年金(と確定給付年金)の制度が導入されました。

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企業型確定拠出年金って何のための制度 ?

この「企業型確定拠出年金」の導入目的。

要は、会社の利益のためです。(と私は思っています。)

将来的なリスクを負うのは従業員、代わりにリスクを回避できるのが会社、という構造です。

 名目としては、「従業員の自主的な資産運用を促し、金融リテラシーを高める」みたいなこともあるのかもしれませんね。

 

退職金や企業型確定拠出年金のしくみ

従来は、「積立→運用→退職金として支払い」という流れを、すべて会社がやっていました。

その場合、仮に会社が運用に失敗したとしても、従業員への退職金は、一定額支払わないといけません。

そうなると、運用失敗分は、会社が補填しなければいけません

 

その責任を一部回避できるようにするため、積立の資金は会社が「拠出」する一方で、

「運用方法と、退職時(実際には60歳以降)受け取る金額」は、従業員の責任になる、

というのが、確定拠出年金のしくみです。

 

入社した年、この制度の導入説明会の時に、「会社が出す金額は変わっていません」という説明がありましたが、こういうことだと理解するのは数年後。

新入社員の私は特に何も考えることなく、確定拠出年金の運用が始まりました。

 

それからかれこれ14年。

その運用の結果を大公開します!

 

最初はバランス型のファンドで運用

そもそも、運用の選択肢は、それほどありませんでした。

これが企業型確定拠出年金の残念な所です。

(人によっては、たくさんあったら選びきれない という意見もあるかもしれませんが。)

 

商品としては、

・バランス型のファンドが3種類(リスク3段階)

・(国内・海外)×(債券・株式)×(インデックス・アクティブ)の8種類

・定期預金や保険商品(低利率、元本保証)

というラインナップでした。

 

最初は、あまり考えず、「三菱UFJプライムバランス成長型」という、バランス型ファンドに100%投入。

このファンドの中身も知らず、要は、会社(運用する会社)がおすすめしていた商品を、そのまま選択していました。

 

勉強も何もしていなかったので、こんなものでしょう。

 

手数料の低いインデックスファンドに移行、国内・海外の株式へ

そんな感じで、しばらく、バランス型の投資信託を続けていました。

しかし、投資商品の資料を何度も見ているうちに、気になったのが「信託報酬」と「信託財産留保額」。

要は、運用会社に払う手数料です。

 

色々な商品の手数料を見ていると、「インデックスファンド」は、この2つの手数料の金額(料率)が、圧倒的に安いことに気付きました。

また、バランス型ファンドの海外比率や株式比率があまり希望と合っていない(もっと海外株式の比率を高めたい)ことも分かってきました。

 

ということで、バランス型ファンドの積み立てをやめ、国内株式・海外株式・海外債券の3種類のインデックスファンドに、4:4:2の比率で投資していくことにしました。

 

これがリーマンショックのしばらく前のこと。

ということで、リーマンショック後の下落の間も、株の投資信託の積立を継続していました。

国内株式や外国株式のファンドは、リーマンショック後の時期と比べると、今は基準価額が5倍程度になっていたりします。

結果的に、この時期に株を中心に積み立てていたのは、正解だったと思います。

 

その後、価格変動の比較的少ない外国債券の積み立てを中止しました。

今は、国内株式と海外株式のインデックスファンドに、50%ずつの比率で、積立を継続しています。

 

現時点の運用実績・・平均利回り6~7%!

まだ運用は半ば(60歳まで、あと20年ほど強制的に続く)なので、あくまで途中経過ではありますが。

金額としては、160万円拠出→現時点の評価額は230万円。

43%ほどの増加です。

年平均利回りとしては、6~7%程度の計算。

元本保証の商品(定期預金など)では絶対に実現できないパフォーマンスです。

 

ということで、改めて振り返って気付いたことをまとめてみます。

 

(1)ドルコスト平均法は有効!

教科書通りの話にはなりますが。

「ドルコスト平均法」はかなり効いています。

リーマンショック後の安値で買い続けたインデックスファンドが、今となってはかなりのプラスになっています。

 

企業型確定拠出年金の場合、昇給や昇格に伴って拠出額が少しずつ増えていくことが多いと思います。

従って、下がった時期にどれだけ投資できるかは、コントロールできない部分もあります。

(私の場合、リーマン直後は、入社3~4年目、今の半分ぐらいの拠出額でした・・)

ただ、長期の運用では、一定額買い続けるのが、かなり有効な手段であることは間違いないです。

 

(2)インデックスファンドが分かりやすい。

まず、インデックスファンドは、信託報酬が数字上安いのがメリットです。

(ただ、実際、これが高いか安いか実感できる方法がなかなかないのが、残念な所です。運用報告とかしっかり見ればいいのですが、信じるしかありません・・・)

 

また、インデックスファンドは、決められた指標に連動します。

「国内が上がったのか、海外が(世界的に)上がったのか」「債権と株とどちらが変動が大きいのか」など、値動きの傾向がなんとなく把握しやすく、より納得して商品配分を選べます。

「お任せ」になりがちなバランス型ファンドと比べると、納得感を高める意味でも、金融リテラシーを高める意味でも、メリットがあるのではないかと思います。

 

(3)一時的に損が出てても、長期で見れば損しない!?

投資信託は、必ず、上がったり下がったりするので、ドルコスト平均法の力を使えば、誰でもそれなりに増やせる可能性が高いです。

(一時的に、大きなマイナス(含み損)になる可能性はありますが。)

 

ある程度価格変動があり、手数料も安い、株式のインデックスファンドを、数十年間積み立てる前提で考えれば。

「安い時にも買い続ける」という、ドルコスト平均法の考え方が効果を発揮する可能性は非常に高いです。

つまり、「インデックスファンドの積み立ては、誰がやっても、最終的にはある程度増える」可能性が非常に高いと言えます。

(もちろん、タイミングや期間、値動き次第なので、絶対とは言えませんが。) 

(4)元本保証の定期預金を選ぶことは、増える可能性を放棄すること。

確定拠出年金、「減るのは嫌」という理由だけで、元本保証の定期預金を選択している方も多いと思います。

確かに、金額が減ることはないのかもしれませんが、逆に、「決まった利率以上に増える可能性がない」ことに気が付いていますか?

つまり、定期預金は、「減らない」という安心感と引き換えに、「増える可能性」を放棄しているのと同じ

よく考えて選択しましょう。

 

最後に

以上、色々見てきましたが。

 

もし、企業型の確定拠出年金で商品選定に悩んだら。

・信託報酬の安いインデックスファンドの中から選ぶ。

・国内株式と海外株式を50%ずつぐらい。

というのが、私、サラリーマン投資家「みずほ」の、個人的なおすすめです。

 

数十年間積み立てていく話なので、一時的な値下がり(含み損)は必ず発生すると割り切って、あまり気にせずに、とにかく継続することが重要です。

(下がったタイミングで売却(スイッチング)するのは最悪です!)

 

この配分は、特に根拠があるわけでなく、私の感覚的なものです。

国内と海外の配分比率を変えてみたり、債券を少し入れたり、各自の好みを反映させるのも、もちろんOKです!!

 

数十年先のことを考えるのはなかなか難しいですが。

老後の豊かな生活を想像しながら、少しずつ、失敗もしながら、様々な投資を実際に経験していきましょう!

 

 

また、老後2,000万円に備えるためにも、複数の収入源を持っておくのが安心です。

私の場合、こんなこともしています。

格安SIMに乗り換えて、だいぶ節約。目指すは「究極の節約」! - みずほのブログ

 

これからは、副業も解禁され、誰もが当たり前に副業するようになる時代です。

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