南海と地下鉄で、関空へ!大阪市内へ!
関西空港から大阪市内へ向かう時。
あるいは、大阪市内から関空に行く時。
交通手段は何を使いますか?
先日、南海をお得に利用する方法をまとめてみました。
今回、空港急行とラピートの違いや選び方のコツを、南海電鉄ユーザー歴14年を超える「みずほ」が、詳しく解説したいと思います!
南海線「空港急行」と「特急 ラピート」の選び方
(1)価格について
「空港急行」は、料金無料。乗車券だけで利用できます。
「ラピート」は、特急料金(通常520円)が追加でかかります。
とはいえ、ラピートには割引きっぷなどもあるので、実質的な価格差はこれより小さいです。
割引きっぷについては、こちらをご参照ください。
(2)所要時間について
空港急行と特急ラピート、実は、所要時間に大きな差はありません。
空港急行とラピートβとの停車駅の違いは、羽衣、泉大津、春木、貝塚の4駅。
難波から関西空港までの所要時間も、若干違いますが、ざっくり言うと、「40~50分ぐらい」の範囲内です。
空港急行は1時間に4本、ラピートは1時間に2本という違いもありますので、出発までの待ち時間を含めたら、ラピートの方が長時間になるかもしれません。
ということで、一刻を争うのでなければ大差ない、という感じです。
(3)座席と車内の混雑状況について
圧倒的な差があるのは、この部分です。
まず、空港急行は、普通の通勤型電車、座席は、ごく一部を除きロングシートです。
昼間時間帯の空港急行は1時間に4本に増え、従来の6両編成から8両編成への増結も進んでいますが、それでも、最近の空港急行は、慢性的に混雑しています。
その理由は、関空発着のLCC(格安航空会社)のフライトが増えたこと、そして、中国や韓国を中心としたインバウンドの方も増えているためです。
さらに、ラッシュ時間帯の混雑も激しいです。
多くの通勤通学客が、関西空港と関係なく空港急行を利用するので、スーツケースや大きな荷物を持っている海外旅行者や、ベビーカーや子供を連れている親には、結構過酷な状況になります。
また、南海線の場合、朝のラッシュは、上り下りとも通勤通学客が多いので要注意です。
朝ラッシュと言うと、都心に向かう上り列車のイメージですが、南海線は、堺・岸和田方面に向かう通勤通学客で、朝の下り列車(関西空港行き)も結構混雑しています。
一方、ラピートは、リクライニングシートで、全車指定席。
特急券を買えば必ず座れます。
荷物置き場もあるので、窮屈に感じることもあまりありません。
乗ってしまえば、ラッシュの満員電車とも無縁。
ゆっくり座って、関西空港まで、あるいは難波まで過ごすことができます。
ただ、朝の関空行きなど、時間帯によっては指定席が満席になることもあるので、時間が決まっていれば、事前の予約がおすすめです。
裏技・・というほどではないですが、「普通車」も使えます!
南海本線では、各駅に停車する列車は、「普通車」と呼ばれています。
「普通列車」とも「各駅停車」とも呼ばれないのは、高野線と並行する区間で今宮戎と萩之茶屋を通過するから、ということのようです。
さて、この「普通車」ですが、通勤時間帯でも、比較的空いています。
停車駅が多く、時間は30分ほど余分にかかりますが、泉佐野~難波では、普通車を利用する(泉佐野~関空だけ空港急行を利用する)のも一つの手です。
海外旅行帰りで、疲れて一眠りしたい時などには、ちょうどいいかもしれません。
まとめ:空港急行とラピートの選び方
ラピートを選んだ方がいい場合。
・確実にリクライニングシートに座りたい時
・ラッシュ時間帯(特に、午前7時台~9時台、両方向とも)
・荷物が多い時
このような場合は、ラピートの方が安心です。
それ以外は、荷物の量や同伴者、疲労度を考えて、空港急行かラピートか、決めればいいと思います。
以上、空港急行かラピートか、選択する時の参考にしていただければと思います。
さいごに・・・空港アクセスも楽しい旅行の一部です!
楽しみにしていた海外旅行。
空港に着いて飛行機に乗ってから、あるいは、現地に到着してからが本番かもしれません。
しかし、実際には、家を出てから家に帰るまでが旅行です。
空港に着くまでに疲労困憊では、せっかくの旅行も十分に楽しめませんし、
空港から自宅までの帰りが満員電車だったら、せっかくの楽しかった思い出も半減してしまいますよね。
空港までのアクセスも、楽しい旅行の一部。
いろいろな方法を考えてみると、楽しい旅行がもっと楽しくなるかもしれません!