消費税増税前に購入したきっぷは、10月以降もそのまま使える!
JRの乗車券や特急券の増税は、原則、購入時が基準になるので、9月中に買ったきっぷは、有効期限内なら、10月以降もそのまま使えます。
では、9月中に購入したきっぷを、10月になってから変更するとどうなるでしょうか。
こちらは、増税前(9月まで)の運賃・料金で計算されることになっています。
2019年9月30日までに購入したきっぷを、消費税率改定後の10月以降に変更...:JRおでかけネット
増税前の料金で増税後に利用することについて、こちらにまとめています。
今回は、実際に、9月に購入したきっぷを10月になってから変更してみたので、その結果をご紹介します!
増税前のきっぷを利用する時の参考にしていただければと思います。
また、増税とは関係なく、乗車変更する時の参考にもしていただけると思います。
乗車変更については、ぜひこちらをご参照ください!
(1)自由席特急券を自由席特急券に変更
自由席特急券は、自由席特急券か指定席特急券への変更が可能です。
乗車区間は変わっても問題ありません。(差額は返金、または追加で支払い)
具体的な変更の手順は、下記の通り。特に難しいことはありません。
・みどりの窓口で、変更前のきっぷを駅員さんに渡す。
・変更したいことと、変更後に購入したいきっぷの内容を伝える。
(例:「このきっぷ、予定が変わったので、変更したいんですが・・・〇月〇日、〇〇から〇〇までの自由席に変更をお願いします。」)
これだけ伝えれば、あとは、駅員さんが対応してくださると思います。
なお、変更前のきっぷをクレジットカードで購入している場合、一旦全額返金して、変更後のきっぷを新規に購入する流れになるので、変更前のきっぷを購入したクレジットカードが必要です。
一方、変更前のきっぷを現金で購入している場合は、差額を支払うことになります。
さて、今回、私が変更した内容です。
変更前のきっぷがこちら。
(三島→横浜)
そして、変更後のきっぷがこちら。
(東京・品川→新大阪)
「踊り子」に乗れなくて残念!!というパターンです(笑)
変更前の料金は、980円、増税前の価格でした。
そして、窓口で変更を申し出たのは、増税後の10月4日。
変更後の料金は、東京・品川~新大阪の自由席で4,870円。
こちらも、増税前の価格になっています。
このQ&Aの内容の通りですね。
2019年9月30日までに購入したきっぷを、消費税率改定後の10月以降に変更...:JRおでかけネット
そして、変更後の特急券をよく見ると。
右上に、「乗変」マークと、「0930」が印字されています。
まず、「乗変」があるので、再度の変更はできません。
そして、「0930」は、変更前の特急券を購入した日付。
この記載があるので、今後、払戻する時の払戻手数料や、乗車変更(乗り越し精算等)する時の精算などは、増税前の価格で計算されることになります。
なお、今回、JR西日本発行のきっぷを、JR東日本の窓口で、特に問題なく変更することができました。
今まで、クレジットカードで購入した場合は同じ会社でないと変更できないと思っていましたが、最近は、システムが共通化しているのですね。
どこまで共通化しているのかは未確認ですが、とても便利で、利用者としては有難いです。
(2)エクスプレス予約のe特急券
エクスプレス予約の場合、9月30日までに初回購入した分(e特急券、EX予約ともに)は、増税前の価格で、最大、初回購入後3ヶ月以内の予約に変更が可能です。
今回、実際に使ったe特急券がこちら。
発券までの経緯としては、
・9月30日に、10月の列車を指定して初回購入。(増税前の価格)
・当日、予定より遅い列車に変更。(価格変更なし)
・その後、券売機でe特急券を受け取って乗車。
こんな感じです。
ちなみに、このきっぷ、右下に、「(原)0930」と記載されています。
これも、自由席特急券の場合と同様で、9月30日に初回購入されたことを表しています。
この表示があるので、払い戻しや乗車変更(乗り越し精算など)の場合に、増税前の価格で計算されることが分かるようになっています。
まとめ
今回は、増税前に購入したきっぷを、10月に、増税前の価格のままで変更してみた結果をご紹介しました。
これから当面の間、増税前の価格と増税後の価格のきっぷが混在する状態が続くので、窓口や精算所の駅員さんは、かなり苦労されると思います。
税率の変更って、いろいろ大変ですよね・・・
また、乗車変更は、消費税が絡まなくても、払戻手数料の節約などに有効活用できますので、ぜひ、参考にしていただければと思います。