古い常識
端末は、通信契約をするキャリアで買うのが当たり前。
↓
新常識
端末は、通信契約と関係なく、どこで買ってもよい!
スマホの端末は、キャリアのショップで買うのが常識?
今までの日本の常識。
スマホ(携帯)端末の購入場所は、ほぼ100%、キャリアのショップや代理店(ドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップ)でした。
携帯電話が普及した当時からそうでしたので、特に何の疑問もなく、それが当然だと思っている方も多いのではないでしょうか?
まず、そもそも、携帯ショップ以外のお店では、端末を販売していませんでした。
そして、「SIMロック」というしくみのおかげで、もれなく、通信契約と端末購入がセットになっていました。
従って、新品の端末を購入しようと思ったら、原則として、
・契約しているキャリアのショップで「機種変更」の形で購入する
・別のキャリアで「新規契約」「MNP」の形で、通信契約を結ぶのと同時に端末を購入する
これ以外に選択肢がありませんでした。
しかし、この常識も、ようやく最近、崩れつつあります。
スマホの端末は、キャリアのショップ以外でも買える!
ようやく最近になって、キャリアのショップ以外で端末を購入できる環境が整いつつあります。
例えば、iPhoneを購入しようと思った場合。
これまでのように、キャリアで、通信契約とセットで購入することも可能です。
一方で、Appleのショップやサイトで、通信契約と関係なく購入することも可能になっています。
さらに、最近では、キャリアのショップでも、通信契約なしで端末購入だけすることも、可能になっています。
このように、
どこで契約してもいいし、どこで端末を買ってもいい
(通信契約と端末販売が分離される)というのが、最近の動きです。
この動きは、国が主導で政策的に動いているので、今後も、確実に加速していきます。
これも最近流行の「自由化」の一つですね。
結局、端末はどこで買えばいいのか?
「どこで買ってもいいです」というのが結論です。
・・・答えになってないですね(笑)。
ちょっと説明していきます。
通信契約とセットで端末が安くなる時代は終わった!
これまで、大手三社は、端末代の負担を安くする代わりに、毎月の通信料を高めに設定する、という施策を積極的に行ってきました。
従って、端末代は、「キャリアで買うのが安く見える」という状況だったわけです。
「実質〇〇円」という、よく分からない価格表示の裏には、このような事情があったわけです。
しかし、国の政策で自由化が進んでいる今、通信料で利益を得るような施策は、過去のものになりつつあります。
「SIMロック」という仕組みで他社への流出を防止することも、難しくなってきています。
端末代は端末代。公平に比較するのが健全ですね!
では、今後どうなるのか。
これからは、分かりやすく、端末代は端末代。通信料は通信料。
「実質〇〇円」のような、比較しにくい価格表示は、減ると思います。
実際に、国の政策で、セット割引は、値下げ幅を一定以下にするように決められてしまいました。
そうなると、「実質〇〇円」と、分かりにくく表示するメリットが、少なくなります。
その結果。
キャリアで購入する場合と、Appleや家電量販店、中古屋さんで買う場合と、
価格の比較が、横並びでしやすくなります。
他の商品ではごく普通のことなのですが、分かりやすくなるのは良いことですね。
これからのスマホ端末の選び方は?
いろいろややこしい話はありますが。
要は、普通に家電製品を選ぶのと同じように、
・機能やデザインと価格帯を見て、好きなものを選ぶ。
・お店(サイト)の雰囲気やカードの使用可否、ポイント還元や価格を見て、好きな店で買う。
という買い方ができるということになります。
つまり、
「端末はどこで買ってもいいです」
という結論になります。
まとめ
古い常識
端末は、通信契約をするキャリアで買うのが当たり前。
↓
新常識
端末は、通信契約と関係なく、どこで買ってもよい!
「auショップで機種変更する」とか、
「Softbankのこの機種が欲しいからSoftbankに乗り換える」とか、
これまでは当たり前でしたが、今はもっと色々な選択肢から選べる時代です。
Appleで買っても、家電量販店で買っても、Amazonや楽天で買っても、海外で買ってもOK!
今の時代、生活に欠かせないスマホ。
次に買う端末は、どこで買いますか?
便利に、お得に、スマホを使っていきましょう!