近鉄特急は、「ただの特急」ではない!
近鉄特急は、ご存知の通り、
・大阪・京都・名古屋から伊勢志摩方面、
・大阪~名古屋間、
・大阪・京都から奈良方面
など、かなり広範囲の区間で運転されています。
なんといっても、日本の私鉄では最大の路線網を持つ近鉄。
伊勢志摩や奈良へのアクセスと言えば、近鉄のイメージが強いですね。
近鉄特急は、全車指定席です。
乗車するには特急券が必要です。
車両も、急行や普通とは完全に分けられていて、車内はリクライニングシートです。
アーバンライナー、伊勢志摩ライナー、ビスタカー、しまかぜなど、車両もバラエティに富んでいて、楽しいですね。
関西の私鉄(阪急、阪神、京阪、南海など)は、料金なしで特急に乗れますし、車両も急行や普通と共通運用されることも多いです。
その点、近鉄では、特急は別格です。
近鉄特急のインターネット予約サービスは、なかなか便利。
近鉄特急は、インターネット予約サービスで予約が可能です。
近鉄特急のネット予約は、私の記憶では、10年ほど前、ガラケー全盛の時代に、既にサービスが始まっていたと思います。
会員登録は必須ではなく、誰でも利用可能。
一部、予約できない列車や座席種別がありますが、「しまかぜ」や「青の交響曲」、グループ用の個室なども予約可能です。
予約方法は、区間と日時を選択して、候補から列車や座席を選択して、クレジットカード決済。
そのまま、チケットレスで乗車できます。
(会員登録すると、「予約のみ→窓口で受け取り」の方法も可能になります。)
普通に利用する分には、結構シンプルで使いやすいかな・・と思います。
ただ、ちょっとこだわりたい人には若干物足りない!と思うことがありましたので、シェアしたいと思います。
近鉄特急のインターネット予約サービスで、ビスタカーに乗りたい!
先日、「大阪から名古屋まで、ビスタカーを利用して移動したい」と思った時のこと。
<「普通はアーバンライナーじゃないの?」というツッコミはNGです(^_^;)>
特急券予約の前に、まずは時刻表を検索して、
という乗り継ぎができそうだな・・・ということを確認しました。
そして、早速、ネット予約サービスを使ってみたのですが・・・
この乗り継ぎが検索結果に出てこない!!
理由は単純。
「13分後のアーバンライナーに乗った方が、名古屋に早く到着する」からです。
・・・残念。
先に出発して遅く到着する組み合わせなので、最初に表示されなくても仕方ないかな・・・とは思います。
ただ、強いて言うなら。
「乗り継ぎ駅(経由駅)を指定する」とか、「乗り換えなしの区間を指定する」とかで、列車を選べると嬉しいな・・・と思いました。
インターネット予約で表示されなくてもビスタカーに乗る方法
とはいえ、そう簡単にあきらめるわけにはいきません。
ビスタカーに乗るための選択肢はいくつか考えられると思いますが、参考に、2つの方法を紹介します。
(1)駅の窓口で特急券を購入する。
駅の窓口に行けば、確実に列車を指定して購入できます。
「アーバンライナー使わないんですか?」という駅員さんのツッコミは入るかもしれませんが、「ビスタカーの階上に乗りたいので(^_^)」と言えば問題なく発券してもらえるはず。
ただ、今回の場合、事前に駅に行く時間がなく、当日だと階上が満席かも・・と思ったので、却下。
ネット予約で対応することにしました。
(2)特急列車利用区間(発着駅)を変更する。
ネット予約しか利用できなかった私の場合。
特急列車の利用区間を変更しました。
具体的には、乗車区間を「上本町~桑名」にして予約しました。
そうすると、検索結果には、希望の列車が表示されました。
桑名までに利用区間を変更したことで、アーバンライナーが選択肢から除外されて、希望の列車が「一番早く到着する列車」になったからのようです。
なかなか難しい・・・
実際には、桑名から名古屋までは、特急の直後に急行があったので、そちらに乗り換えることにしました。
上本町~桑名なら、特急料金は1,640円。
上本町~名古屋の1,930円より、290円節約!
ちょっと節約!!
と思ったのですが、実はそうではなかった、キャンペーンの罠が・・・
近鉄特急の名古屋~大阪間のインターネット予約で300円割引キャンペーン中!
桑名で下車して節約できた!と思ったのですが、実は、そうでもありませんでした。
2020年3月まで、名阪特急のインターネット予約キャンペーンが行われています。
・前日までに
・大阪(難波・上本町・鶴橋)から名古屋までの特急券(チケットレス)を
・インターネットで購入
という条件を満たせば、300円引きです!!
ということは、上本町~名古屋の特急料金は、1,630円。
桑名より名古屋の方が安いってどうなの??という気はしますが・・・
まあ、今回は、ビスタカーに無事乗れたということで、多少損しましたが、よしとします。
近鉄特急のインターネット予約サービスを利用する時の乗車券は?
ここまで見てきた、近鉄特急のインターネット予約サービス。
予約できるのは、特急券だけ。乗車券は別途必要です。
長距離利用する場合のおすすめは、「株主優待乗車券」。
金券ショップやヤフオクなどで、1枚1800円前後で売られています。
また、近鉄の株主になると、年に2回、所有株数に応じて受け取ることができます。
1枚で、任意の区間の乗車に使えるので、運賃が1,800円以上の区間なら、株主優待乗車券がお得になります。
それ以下の場合は、ICOCAやPiTaPaなどのICカードを利用するか、乗車券を購入しましょう。
まとめ
・特急券は、インターネット予約サービスで買えます!
・インターネット予約サービスは便利だが、希望列車を指定するのは難しいこともある。
・2020年3月まで、名阪特急前日までにネット予約で300円割引キャンペーン中!