鉄道しか使わない!という方には役に立たない記事ですが・・・
「みずほ」は、鉄道以外の乗り物も結構好きで利用します。
今回は、「坊ちゃん列車」や「道後温泉」のある松山から、「四国鉄道文化館」のある伊予西条まで、意外と安くて便利だった「特急バス」の紹介です。
子供と一緒に乗る前には、トイレを済ませておきましょう(^_^)
松山から伊予西条まで、「しおかぜ」「いしずち」も便利だけど・・・
鉄道好きが愛媛県へ旅行するなら。
まず、松山市内で外せないのは、まずは伊予鉄の路面電車や、坊ちゃん列車ですね。
楽しむポイントはいっぱいです。
あとは、時間に余裕があれば、「伊予灘ものがたり」も乗ってみたいですね。
子供連れにはちょっと退屈かもしれませんが・・・
一方、ちょっとマイナーですが、伊予西条にある「四国鉄道文化館」という施設。
鉄道好き、特に親子連れには、魅力的なスポットです。
ところで、この松山と伊予西条の間を移動する時。
「しおかぜ」「いしづち」で1時間ほどかけて移動するというのが、まず思いつく手段です。
タイミングが合えばアンパンマン列車にも乗れますね。
JR四国のアンパンマン列車(1)8000系しおかぜ・いしづち - みずほのブログ
しかし、今回は、値段や所要時間など考えた結果、「路線バス」を利用してみました。
松山から伊予西条・新居浜への「特急バス」
「高速バス」ではなく、「路線バス」ともちょっと違う、微妙な存在です。
運転本数は、ざっくり、1時間に1本ぐらい。
所要時間は、松山駅前から伊予西条駅まで1時間45分、新居浜駅まで2時間13分。
一方、予讃線を利用する場合。
特急が「しおかぜ」「いしづち」が、1時間に1本、所要時間1時間ほど。
普通列車も1時間に1本程度で、所要時間は2時間前後。
運賃は、伊予西条まで特急2860円、普通1660円。
新居浜までだと、特急3030円、普通1830円です。
松山~新居浜特急バスのメリットとデメリット
メリットは、安いこと、必ず座れること、そして、松山市内で乗降できること。
デメリットは、渋滞の可能性と車酔いの可能性があることですね。
メリット(1)予讃線より安い!
松山から伊予西条・新居浜まで特急バスに乗ると、ざっくり、1500円ぐらい、2時間ぐらい。
普通列車より200円程度安くて、所要時間は同じぐらいです。
移動時間を短縮したい時は、特急列車を利用すると、3000円ぐらい、1時間ぐらいで移動できますが、あまり急がない場合は、利用価値ありですね!
メリット(2)リクライニングシートに必ず座れる!
この特急バス、高速バスなどと同じような、リクライニングシートのバスで運転されています。
なので、ロングシートやセミクロスシートの普通列車に比べると、座り心地は良いですね。
しかも、普通列車のように、長時間立って乗ることはありません。
(混雑時にどれぐらいの乗車率になるかは、よく分かりませんが・・・)
メリット(3)松山市内で乗降できる!
これが今回私がバスを選んだ最大の理由。
JR松山駅まで行かなくても、「松山市駅」や「大街道」から、乗り換えなしで伊予西条や新居浜まで移動することができます。
松山市や大街道からJR松山駅まで市内電車で移動して、JRに乗り換えて・・・
となると、市内電車の運賃160円が追加でかかりますし、時間も30分ほど余分に見ておかないと不安ですよね。
松山市駅から伊予西条まで、特急バスを使えば、乗り換えなしで1時間40分ほど。
JR松山駅まで移動して予讃線の特急を使うのと、所要時間でも大差ありません。
デメリット(1)渋滞で遅れる可能性が高いかも
鉄道も、人身事故や天候の影響で遅れることがありますが、日常的に渋滞で数分~数十分遅れる可能性は、バスの方が高いですね。
絶対に遅れられない時や、分単位で急ぐときには、やはりJRの特急の方が確実です。
デメリット(2)車酔いする?
ここは完全に個人差ですね。
車酔いするとか、バスが苦手な人は、JRを利用しましょう。
松山市から伊予西条までの特急バスに実際に乗ってみた!
ということで、松山市内をいろいろ楽しんで、道後温泉から松山市まで市内電車に乗って、観覧車「くるりん」にも乗った、ある休日の午後。
次の目的地「四国鉄道文化館」のある伊予西条まで、特急バスに乗ってみました。
事前の予約や購入は不要!トイレを済ませて、直接乗り場へ。
乗り場は、松山市駅の駅ビルから市内電車の駅をはさんで向かい側、8番乗り場です。
事前にきっぷを買おうと思って「伊予鉄チケットセンター」に行って聞いてみたのですが、車内で支払えばいいとのこと。
ということで、直接バス乗り場へ向かいました。
子供と一緒に2時間弱のバス旅。
乗車前には、忘れずトイレに行っておきましょう!
乗ったらあとは座っているだけ。ウトウトしているうちに伊予西条に到着!
松山市駅で、整理券を取って乗車。
お客さんは10人ぐらい。少なかったです。
その後、大街道でもお客さんが乗車して、市街地から郊外へ向かっていきます。
「高速バス」ではなく「特急バス」ということで、走行するのは、高速道路ではなく一般道。(主に「国道11号線」)
バス停にも時々止まります。
途中、横河原付近まで、伊予鉄横河原線とも並行していますので、「乗りつぶし」目的なら、「横河原~伊予西条」のショートカットにも使えるかもしれません。
市街地を抜けたら、信号も少なく広い国道11号がほとんどなので、とても快適。
時々、バス停が設置されているショッピングセンターや病院などにも立ち寄ったり、ちょっとローカルな感じも味わえます。
西条市内で何ヶ所か停車したのち、定刻から少し遅れて、伊予西条駅前に到着しました。
整理券と運賃1470円を運賃箱に入れて、降車しました。
この後、バスは、終点の新居浜へと向かいます。
そして、私たちは、四国鉄道文化館で楽しみました。
まとめ
松山市内や道後温泉で楽しんでから、香川や本州方面に帰る途中。
あるいは、松山に向かう途中、伊予西条で寄り道した後。
鉄道以外に、松山から伊予西条・新居浜までの特急バスという選択肢があります。
渋滞や車酔いの心配はありますが、列車より安くて、必ず座れるのは大きなメリット。
そして、松山市駅や大街道、横河原などに直接アクセスできるのも、予讃線にはない便利なポイントです。
鉄道の旅も楽しいですが、たまには気分を変えて、バスの旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。