このページでは、WEST EXPRESS銀河の旅の申込についてを説明しています。
これを読むと、
・「WEST EXPRESS銀河の旅」の概要、募集方法等が分かります。
・「WEST EXPRESS銀河の旅」に申し込みむための準備ができます。
・「WEST EXPRESS銀河の旅」を申し込み内容を決めるコツが分かります。
・子供連れで「WEST EXPRESS銀河の旅」に申し込む時のポイントが分かります。
特に、「子供連れで銀河に乗りたいけど予約方法がよく分からない」と悩んでいる方におすすめです。
※2021年8月現在の情報をもとにしています。
※主に、2021年11月~12月出発の紀南の旅(京阪神発着)を想定して書いています。
【1】WEST EXPRESS銀河の旅の予約方法
現時点で、WEST EXPRESS銀河のきっぷは、JRの駅の窓口や券売機、あるいは、「e5489」や「えきねっと」等のネット予約では、予約をすることができません。
では、乗るためにはどうしたらいいかというと、(株)日本旅行の専用サイトから、「WEST EXPRESS銀河 紀南の旅」というパッケージ旅行に参加する必要があります。
専用サイトは、WEST EXPRESS銀河の公式サイトにリンクがあります。(画像の赤丸、オレンジ色の部分)
旅行商品ということで、最小限の内容で申し込む場合、「往復のJR」と「現地での宿泊1泊」がセットになります。WEST EXPRESS銀河のきっぷだけで購入することや、宿泊なしの往復、紀伊半島一周など、フレキシブルな行程で利用することは、現時点では、残念ながら難しいです。
(片道の「くろしお」のきっぷを放棄することや、宿泊の権利を放棄することは不可能ではないと思いますが・・・)
【2】WEST EXPRESS銀河の旅を申し込む前に決めるべきこと
WEST EXPRESS銀河の旅を申し込む時に、決めておくべきことが結構あります。
いきなり申込サイトに行くと、選択肢が多くてかなりの確率で挫折することになるので、事前に、同行者と一緒に、下記の5項目をおおよそ決めておきましょう。
(1)参加人数と使用する座席
(WEST EXPRESS銀河の旅のデジタルパンフレットから引用)
申込人数は、原則、1人か2人です。1人か2人で申し込む場合は、コンパートメント以外のすべての座席が申込可能です。Webサイトやパンフレットなどを参考に、どの座席を利用するか決めましょう。申込サイトでは、第2希望まで入力できます。
座席の種類については、こちらもご参照ください。
「WEST EXPRESS銀河 紀南への旅」の記録【復路/銀河編(2)】銀河の車内を探検! - サンライズみずほのブログ/鉄道好きアラフォー三児の父
また、例外として、コンパートメントを申し込む場合のみ、3人か4人での申し込みが可能です。
言い方を変えれば。3人または4人の旅行では、コンパートメント以外の選択肢はありません。
【ちょっと気になる、子供連れで利用する場合のこと】
子供連れの旅行の宿泊や列車の予約って、結構悩みますよね。寝具や食事は必要か?アレルギー対応は?座席はいくつ必要か?等々。
WEST EXPRESS銀河の旅も同じで、私も、申し込む時は結構悩んで、パンフレットを熟読してなんとか内容を決めました。
銀河の旅を申し込む時に知っておくべき考え方は、ざっくり、下記のような感じです。
・小学生は、1人としてカウントされます(料金は子供料金。)
・未就学児で座席を使用しない場合は、人数にはカウントされず、旅行費用は無料。ただし、現地の宿泊施設で、施設利用料や食事代が別途かかります。
これをもとに考えると。
「両親+小学生」(合計3人以上)で家族旅行などの場合は、コンパートメント以外に選択肢はありません。
「両親+未就学児」(大人2人+未就学児)で2席利用なら、コンパートメント以外の各種座席が利用可能。
「父親+小学生(+未就学児)」の2人(3人)旅でも、コンパートメント以外の各種座席が利用可能です。
おとなとこどもの人数の組み合わせによって、利用できる設備をまとめてみました。
ちなみに、私の場合。
「おとな1名+こども1名+未就学児1名」で、グリーン個室(プレミアルーム)を申し込みました。当選して請求がきた料金は、おとな1名+こども1名分。未就学児は、現地(宿泊施設)で利用料を支払ってください、と、日本旅行さんから連絡をいただきました。
とりあえず大事なのは、申込人数と利用設備の関係を間違えないように申し込みをすること。子供に関する細かい要望等は、当選してから、日本旅行さんに相談するのが得策です。
(2)往路復路(Aコース、Bコース、Cコース)と日程
WEST EXPRESS銀河の旅には、A~Cの3つのコースがあります。
・Aコース・・・往路(夜行)のみ銀河、復路はくろしお
・Bコース・・・復路(昼行)のみ銀河、往路はくろしお
・Cコース・・・往復とも銀河(往路夜行、復路昼行)
(WEST EXPRESS銀河の旅のデジタルパンフレットから引用)
鉄道好きで時間も合えば、往復銀河のCコースを選ぶ人が多いのではないでしょうか。
Aコース・Bコースの場合、好きな時間の「くろしお」を選べます。銀河のためと割り切って、現地の滞在時間を最小にするのもよし。せっかくなら楽しもう!ということで、現地滞在時間を長く取るのもいいですね。
どのコースが当選確率が高いかは分からないので、自分の予定や旅行スタイル・生活スタイルに合わせて、好きなコースを選べば良いと思います。
ちなみに、私の場合。
低学年の子供を連れて行くので、深夜0時過ぎに和歌山ラーメンはしんどいな・・・と思って、Bコースを選択。往路はパンダくろしお、復路を銀河にしました。
日程は、おそらく、週末が人気です。
週末の銀河は、金曜日の夜に京都を出発、日曜日の昼に新宮を出発します。
平日の銀河は、月曜日の夜に京都を出発、水曜日の昼に新宮を出発します。
平日の方が、若干倍率低めで、狙い目かもしれません。
ちなみに、私が当選したのも、水曜日の新宮発でした。
(3)ホテル
WEST EXPRESS銀河の旅では、指定されたホテルの中から宿泊するホテルを選びます。
パンフレットを見ると、たくさんのホテルがあって面喰ってしまいますが、コスト重視なら「新宮ユーアイホテル」の一択です。
(WEST EXPRESS銀河の旅のデジタルパンフレットから引用)
他のラインナップは、勝浦・串本・太地・周参見のホテルや温泉旅館です。2食付きだったり、施設が充実していたりで、価格は若干高めになりますが、泊まりたいホテルがあれば、選ぶといいと思います。
「ホテル浦島」などの有名どころも名を連ねています。
(WEST EXPRESS銀河の旅のデジタルパンフレットから引用)
ちなみに、私のような、「大人1名+子供1名」で宿泊する時の料金が明示されているのは、「新宮ユーアイホテル」と「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本」の2ヶ所だけでした。
大人+子供(大人2名未満)で温泉旅館に泊まっても別にいいよね??と、疑問を感じつつも、今回は、わざわざ問い合わせしたりせず、コスト優先で「新宮ユーアイホテル」を選びました。
(4)行程(乗車駅・下車駅・レンタカー乗り捨て)
次に考えるのは、「銀河」と「くろしお」の乗車駅・下車駅です。
大阪側の選択肢は、京都・新大阪・天王寺の3駅。
和歌山側の選択肢は、
銀河の往路(夜行)が、串本・紀伊勝浦・新宮。
銀河の復路(昼行)は、新宮・紀伊勝浦・太地・串本・周参見です。
「くろしお」の場合、上記の駅に加えて、白浜と紀伊田辺が条件付きで利用可能です。
(WEST EXPRESS銀河の旅のデジタルパンフレットから引用)
一般的には、ホテルや行きたい場所の近くの駅を利用するのが自然だと思いますが、この旅の目的は「WEST EXPRESS銀河」に乗ることですので、京都~新宮の全区間乗りたい、という方が多いのではないでしょうか。
また、私のように大阪在住なら、新大阪や天王寺を利用するのも現実的かもしれません。
WEST EXPRESS銀河や「くろしお」の利用区間は、ホテルの場所と一致していなくても大丈夫ですし、往路と復路で違っても大丈夫です。
(なお、往路と復路の駅の間の移動は、自己負担になります。)
そして、子供連れの旅行におすすめなのは、白浜駅・紀伊田辺駅でレンタカーを利用するプラン。これを利用すると、下記のような行程で利用できます。
(WEST EXPRESS銀河の旅のデジタルパンフレットから引用)
Aコースの場合:新大阪(夜行銀河)新宮(レンタカー)白浜(くろしお)新大阪
Bコースの場合:新大阪(くろしお)白浜(レンタカー)紀伊勝浦(銀河)新大阪
レンタカー代がかかりますが、乗り捨て料金は無料。
(WEST EXPRESS銀河の旅のデジタルパンフレットから引用)
何よりうれしいのは、「くろしお」の連続乗車時間が半分ぐらいになることです。
子供連れの旅で、新大阪から新宮まで4時間以上同じ列車に乗り続けるのは結構大変。低学年以下の子供は、絶対に4時間も落ち着いていられません(笑)
銀河のように停車駅でイベントがありフリースペースも多い列車ならいいのですが、くろしおは停車時間も少ないですし、車内に、4時間も過ごせるような楽しいスペースもありません。
それが、紀伊田辺や白浜を利用すれば、新大阪から2時間ちょっとなので、まだ耐えられる時間。レンタカーなら、子供が騒いでも迷惑をかけませんし、途中でいろいろ寄り道しながら移動できます。チャイルドシートは無料で申し込めるので、まさに子供連れにはピッタリのプランです。レンタカーを運転することに抵抗がないなら、検討の価値ありです。
(WEST EXPRESS銀河の旅のデジタルパンフレットから引用)
ちなみに、私の行程は、
新大阪(くろしお)紀伊田辺(レンタカー)新宮(泊)新宮(銀河)新大阪
という感じ。
レンタカーでは、熊野本宮大社から十津川村まで足を延ばしたり、熊野那智大社と青岸渡寺・那智の滝も見に行くことができ、とても充実した2日間にすることができました。
(5)オプション
ここは、あまり重要ではありません。
現地でのレンタカー、観光、タクシー等がオプショナルプランとして申し込めるので、必要があれば申し込みましょう。
紀伊田辺や白浜でレンタカーを利用する場合も、オプションとしてレンタカーを申し込みます。貸出と返却の時間や場所を決めておきましょう。
以上、WEST EXPRESS銀河の旅を申し込む時に考えておくことを5点ご紹介しました。
申し込む時の参考にしていただければ嬉しいです。
なお、申込フォームの入力方法についても説明していますので、参考にしてくださいね。
「WEST EXPRESS銀河 紀南への旅」の記録【準備編(2)】抽選応募の方法12ステップ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「WEST EXPRESS銀河 紀南への旅」各記事へのリンク(リンクがない記事は作成中)
【往路】パンダくろしお レンタカー
【現地】玉置神社 十津川温泉 熊野本宮大社 ホテル 夕食 熊野那智大社 ノベルティ・スタンプ
【復路/銀河】新宮駅出発 銀河車内を探検! 新宮駅~太地駅 太地駅~串本駅 串本駅~紀伊田辺駅 紀伊田辺駅~新大阪駅 チラシやお土産