ヘルシンキの町は、縦横無尽に走るトラムが便利。
市内の移動には、縦横無尽に走る「トラム」がとても便利です。
こんな勾配があったり、急カーブの連続だったり。
鉄道好きなら、目的地がなくても、乗ってるだけで結構楽しめます。
今回は、ヘルシンキのトラムの、乗り方と楽しみ方を、分かりやすくご紹介したいと思います。
スマホでこの記事を見ながら、初めての海外トラムに挑戦してみましょう!
※2020年1月時点の情報です。
運賃や路線図など変わる可能性がありますので、最新情報は現地やWebでご確認ください!
<もくじ>
- ヘルシンキの町は、縦横無尽に走るトラムが便利。
- ヘルシンキのトラムの料金・・・基本はシングルチケット「80分間=2.8ユーロ」
- ヘルシンキのトラムに何度も乗るなら・・・デイチケット「1日=8ユーロ」
- ヘルシンキのトラムのきっぷの買い方・・・必ず乗車前に、券売機で買う!
- ヘルシンキのトラムの路線網・・・Webか駅の路線図で確認!
- ヘルシンキのトラムの乗り方・・・ドアは右側のみ!ボタンを押すと開く
- まとめ
ヘルシンキのトラムの料金・・・基本はシングルチケット「80分間=2.8ユーロ」
ヘルシンキのトラムなどの料金は、ゾーン制・時間制運賃です。
きっぷを買うと、指定範囲内、制限時間内は、トラムも鉄道もバスも、自由に利用できるシステム。
ゾーンは、ヘルシンキ市内中心部はAゾーン、その周辺はBゾーン、さらに外側がCゾーン・Dゾーンとなっています。
「Aゾーンのみ」のチケットはなく、一番安いチケットは、「ABゾーンのシングルチケット」。
80分間有効(何度も乗り換え可能)で、1回2.8ユーロです。
トラムの運行範囲はおそらく、いちばん安いABゾーンで収まっていると思います(未確認)。
初乗り350円程度と考えると、ちょっと高く感じますが、1回乗り換えて、2列車利用すると考えれば、まあこんなもんでしょう。
見方を変えて考えれば、350円で80分乗り続けられるって、結構お得かも!?
ヘルシンキのトラムに何度も乗るなら・・・デイチケット「1日=8ユーロ」
「80分では全然足りない!」とか、「乗りつぶしたい!」とか、「朝昼晩の3回は乗る!」とかいう場合は、1日券が便利です。
ヘルシンキの中心部で使える「ABゾーン」の1日券は、8ユーロ。
ちなみに、飛行機の到着日や出発日に使うなら、ヴァンター空港まで含まれる「ABCゾーン」の1日券が便利です。
こちらは、上記のサイトでは11ユーロと出てきますが、実際に買ったら12ユーロでした。
差額が何なのかは良く分かりませんが、1~2ユーロは誤差と思って、券売機に従いましょう(^_^;)
1日乗車券の有効期間は、購入または有効化してから24時間。
私が使ったのは、ICチップが埋め込まれたカードタイプの1日券。
こちらは、トラム車内や、鉄道やメトロの駅の改札機で有効化してから、24時間使えます。
こんな改札機がトラム車内にあるので、忘れずタッチしましょう!
一方、券売機によっては、紙の1日券もあるみたいです。
こちらは、発売から24時間有効になるようです。
いずれにしても、使用直前に買えばOKです。
ただ、デイチケット対応券売機がないトラム駅もあるので、鉄道やメトロの駅(空港駅やヘルシンキ中央駅など)、ヘルシンキ中央駅前のトラム駅等で買っておくのが安心です。
ヘルシンキのトラムのきっぷの買い方・・・必ず乗車前に、券売機で買う!
乗車券は、必ず、乗車前に買いましょう。
車内で、検札に引っ掛かると、高額の罰金が待っています。
せっかくの旅行の思い出が台無しになる前に、ちゃんときっぷを買いましょうね(^_^)
乗車券は、駅の自動券売機で買えます。
ただ、トラムの駅によっては、シングルチケットしか買えない場合もあるので要注意です。
1回だけ乗るなら問題ありませんが、同じ日に2回以上乗る予定があるなら、若干高くても、1日券を購入してしまうのもアリです。
購入の手間や、券売機がなかったり不調だったりする可能性もありますからね(^_^;)
1,000円ぐらいですし、歩けるような短距離でも気軽に何度でもトラムに乗れるのは、意外と便利です。
券売機は、英語表示が可能。
細かい手順は省略しますが、
言語は「English」
種類は「Single ticket」または「Day ticket」
ゾーンは「AB」(市内)または「ABC」(空港まで使う場合)
支払いは「Cash(現金)」または「Credit card(クレジットカード)」
支払い画面で「PIN(暗証番号)」「insert(カード入れる)」「remove(カード取り出す)」
これぐらいの単語が分かれば、何とか買えますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ヘルシンキのトラムの路線網・・・Webか駅の路線図で確認!
縦横無尽に走るトラム。
数日しか滞在しない旅行客が、路線網を覚えるのは、どう考えても無理です。
そして、数年のスパンですが、路線の変更も時々行われている模様です。
ということで、ガイドブックの路線図も変わっている可能性があります。
そうなると、確実なのは
・公式Webサイトのルート検索でルートを調べる
・駅の路線図を見てルートを決める
このあたりではないでしょうか。
(1)HSLのWebサイトでルート検索する
海外旅行でもスマホを使うのが当たり前の時代。
私のサイトで乗り方を確認しながら、ルートは公式サイトでチェックするのが、これからの常識!
英語ですが、使い方は簡単。
日本のルート検索と同じで、出発地と到着地を入力して検索するだけです。
検索ボタンを押せば、最適なルート(乗るべき系統と行き先、乗り換え駅など)が出てきます。
検索結果から、トラムでない鉄道を除外したり、バスを除外したりする操作も簡単。
私は旅行中、このHSLサイトをフル活用していました。
ちなみに、私は、ネット接続に、グローバルWi-Fiを利用していました。
海外旅行のWi-Fi、どこから申し込むかで値段が全然違う! - みずほのブログ
出発地と到着地は、駅名や空港名はもちろん、施設名の入力もOKです。
ホテルの名前でも、住所でも、行きたいお店の名前でも大丈夫です。
フィンランド語がメインのようですが、英語でも候補が出てきます。
(さすがに、日本語では検索できませんでした・・・)
余裕があれば、日本にいる間に一度練習しておくと、現地で安心かもしれません。
さらに用意周到な方は、検索結果をプリントアウトしたり、スクショして持っておくのもいいですね。(私は全くしませんでしたが・・・)
(2)駅の路線図でルートを確認する
スマホで調べるのが面倒な場合は、駅の路線図を活用します。
私が利用したトラムの駅には全部あったので、ほぼ全部の駅にあると思われます。(未確認)
使い方は説明するまでもありませんが、意外と、難易度が高いです!
理由は2つ。
・路線網が網の目のように複雑で、現在地と目的地を探すのが大変。
・長い駅名が多く、フィンランド語や英語で目的の駅名を探すのが大変。
ということで、時間に余裕をもって駅に行くようにしましょう。
ヘルシンキのトラムの乗り方・・・ドアは右側のみ!ボタンを押すと開く
系統番号と行き先を確認して、実際に乗るときの手順。
ドアの開閉は若干戸惑いますが、日本のバスに乗る感覚で大丈夫です。
(1)乗るときは、ボタンでドアを開けて乗る。
(2)一日券を使い始めるときは、改札機にチケットをタッチする。
(3)トラムを楽しむ。
(4)降りる駅が近付いたら、降車ボタンを押す。
(5)ボタンでドアを開けて降りる。
ヘルシンキのトラムのちょっと変わったところ。
それは、ドアが右側しかないこと、そして、運転席が前しかないことです。
日本の路面電車は、左右にドアがあり、前後に運転台があるのが一般的なので、初めて乗ると、小さな違和感にいくつも気付きます。
一番わかりやすいのが、最後尾に座席があることでしょうか。
バスのいちばん後ろの5列席のイメージで、最後部は座席があるので、後ろが好きな人にはおすすめです。
あとは、ドアも右側のみです。
駅のホームは、すべて例外なく、進行方向右側にあります。
降りる時反対側のドアで待つという間違いもないので、合理的ですね。
ちなみに、方向転換はどうしているかというと、ループ線になっているようです。
実際に見ていないのですが、2種類のパターンがあるようです。
・路線が環状線になっているパターン。
・終点に折り返し用のループ線があるパターン。
ということで、複数の路線を組み合わせて環状になっている所もあるので、乗る時は行き先に要注意です。
まとめ
以上、ヘルシンキのトラムに乗る時に必要な情報をまとめてみました。
多少の英語が分かれば、問題なく乗れるはず。
ヘルシンキを旅行するときは、ぜひ参考にしてください!