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【瑞風の旅1日目⑤】優雅なトワイライトタイム。生演奏中にサンライズ通過!

今回は、「トワイライトエクスプレス瑞風」の最も華やかな時間帯「トワイライトタイム」(夕方~夜)の車内の様子をお送りします。

読むのが面倒な方は、写真や動画だけでも雰囲気を味わっていただけると思いますので、よろしければざっとご覧になってみてください。

夕方、出雲市での立ち寄り観光の様子はこちら。

もくじ

夕方、出雲市駅を出発した瑞風の向かう先は・・・宍道湖畔

出雲市駅を17:30に出発したトワイライトエクスプレス瑞風。出発後の列車長さんからのアナウンスに、ちょっとびっくりしました😯

これからなんと、宍道湖畔を1往復半走るそうです(笑)。リゾートしらかみの「蜃気楼ダイヤ」みたいな、面白いダイヤが組まれているんですね。ということで早速、宍道湖で見る、1回目の夕日。

時刻は18時頃。6月ということもあり、まだ日は高く、明るい宍道湖です。

それにしても、お客さんがずっと乗ったままで、何度も行ったり来たりするって、なかなか珍しい運行形態ですよね。普通の列車だったら、運賃・料金の計算的にもかなり面倒臭そう。特別な列車だからこそできる運転です。

私の勝手な推測ですが、おそらく、年間を通じて、宍道湖畔で日没を迎えられるように考えられたダイヤなのだと思います。1往復半することで、17:30過ぎ〜19時半頃までずっと宍道湖畔を走っていることになりますから、今回のように日が長い夏場は後半で、日が短い冬なら前半で、夕日が沈むところを見ることができそうです。

夕方以降のドレスコードは「セミフォーマル」。悩む・・・

出雲市駅を出発すると、早速、ラウンジカー「サロン・ドゥ・ルゥエスト」で、「アペリティフタイム」が始まります。

ここから深夜にかけての時間帯、ラウンジカーやダイニングカーを利用する時のドレスコードは「セミフォーマル」となります。男性の場合、スーツやジャケットにネクタイ着用など、結婚式に参列する時などと同等以上のドレスアップが求められます。

服装って悩みますよね・・・(私だけ??)

実際に私が選んだ服装は??

ちなみに私が選んだ服装は、白系(だけど柄も入って真っ白ではない)シャツと、濃紺のスーツに、赤系のネクタイ(+500系新幹線のネクタイピン)、白のポケットチーフ、靴は革靴。

完璧かと言われるとよくわかりませんが、文句を付けられることもないであろう、それなりの服装で夕方以降の時間を過ごしました。

そして、私が他の方の服装や持ち物を見ていて「ちょっといいな」と思ったのが、

「サムシング瑞風」(勝手に名付けました(笑))。

花嫁の「サムシングフォー」ではないですが、濃い緑色の何かを身につけたり、「M」の形の何かを身につけたりすると、ちょっと面白いかもしれません。例えば、瑞風カラー(濃い緑)のネクタイとか、エメラルドのアクセサリーとかかな・・・私は持ってないけど。

いずれにしても「ドレスコード」のある場所で過ごすなんて、人生の中でも数えるほどしかない体験だと思うので、自分なりに楽しめる範囲で楽しむのがいいのではないかと思います。

いざ、ラウンジカー、アペリティフタイムへ!

前置きが長くなりましたが、出雲市発車後。個室で軽くシャワーを浴びてから、「セミフォーマル」に着替えて、髪もセットして、いざ、ラウンジカーへ!17:45から始まる「アペリティフタイム」では、食前酒として、この時間帯限定のドリンクが提供されます。

最初にいただいたのは「ポメリー キュヴェ・ルイーズ」というシャンパン。下関出発後にいただいたウェルカムドリンクは確か「スパークリングワイン」でしたが、こちらはシャンパーニュ地方の「シャンパン」です。美味しい!

バーカウンターで、おつまみと一緒に1杯いただき、一旦、ラウンジカーは出ることにしました。

松江駅に停車。「スーパーまつかぜ」も「瑞風」も鳥取まで行くけれど・・・

列車は松江駅に到着。松江駅では、益田から瑞風を追いかけてきた「スーパーまつかぜ」のキハ187系が隣のホームに停車。すぐに米子・鳥取方面へと向かって発車していきました。

ちなみに。この「スーパーまつかぜ」が鳥取駅に着くのは、1時間半後の19時50分。対して、「瑞風」が鳥取駅に着くのは、翌朝6時台。1時間半で行けるところを12時間もかけるなんて、やっぱりこの列車、タダモノじゃありません(笑)

ラウンジカーを出て向かった先は・・・京都寄りの展望車!

松江駅に到着した瑞風は、十数分停車した後、進行方向を変えて、出雲市方面に発車します。ここから2回目の宍道湖畔を走行することになるわけです。

最後尾になった10号車、京都寄りの展望車で、クルーの方と一緒にホームを眺めながら手を振ります。もう瑞風で過ごして半日ほどになり、手を振るのもだいぶ慣れてきました。

そんな松江駅発車の様子はこちら。

松江駅に停車したのは、18時台の仕事帰りの時間帯。あまり「瑞風」に興味なく、スマホや本に集中してる人が多かったのが逆に印象的でした。このあたり、おそらく、瑞風が通る回数が一番多い区間なので、皆さん慣れているのかもしれませんね。

「あまり手を振ってくれなかったですね😅」というクルーの方との会話も、いい思い出です。

ちなみに、「山陰コース上り」で、京都側の展望車(10号車)の展望デッキに出られるチャンスは、松江から宍道湖畔を荘原まで戻る時と、京都から新大阪へラストスパートする時の2回だけ。貴重なチャンスを逃さないように、松江駅で10号車に向かったというわけです。

山陰本線を下りながら見る、二度目の宍道湖。展望デッキはいまいち・・・

そんな感じで松江を発車すると、二度目の宍道湖。進行方向右側に宍道湖を見ながら、下関方面に向かって、複線の下り線を走ります。私も含めて何人か、展望デッキで過ぎ行く景色を眺めていました。

しかし。展望デッキから、確かに宍道湖はよく見えるのですが、夕日とは逆方向。10号車の展望デッキは東向きなんですよね・・・ということで、宍道湖に沈む夕日を見るなら、展望デッキでなく、展望車の室内がおすすめです。

雲が多めでしたが、だんだんと日が暮れて「トワイライト」な感じになってきました。

時期と時間が合えば、上り方向に走行している時の展望デッキ(西向き)から日没を見るのも最高だと思います!

2回目の宍道湖畔が終了。3回目が始まる前に、コンサートがスタート!

松江で折り返して西に向かい、宍道湖を通り過ぎて・・19時前に停車したのは、荘原駅。出雲市駅を出発してから1時間半、もう一息で出雲市駅という所まで戻ってきてしまいました(笑)

19時といえば、まもなく日没。そして、瑞風のラウンジカーでは、コンサートが始まる時刻です。ラウンジカーで待っていると、演奏に来てくださったのは、山陰で活躍中の演奏家のお二方。バイオリンとキーボードの組み合わせです。

さすがに、コンサート全部アップするのはNGだと思うので、1曲目のほんの一部だけ。瑞風のテーマ曲「瑞風~MIZUKAZE~」の演奏の途中で、東京行きの「サンライズ出雲」が荘原駅を通過したところの動画です🎦

コンサートは、アンコールを含めて30分弱。季節を感じられる懐かしい曲や、山陰にまつわるあんな曲やこんな曲、誰もが知ってる名曲など、あまり音楽を知らなくても、世代を問わず、楽しく聞くことができるメニューでした。

間近で、バイオリンとキーボードの生演奏を聴けるなんて、超贅沢!!これも、とても素晴らしい思い出になりました。

コンサートのお供には・・・やっぱりお酒!!

そんな演奏を聞きながらも、飲むのはやっぱりお酒!
素敵な雰囲気と景色の中で、見た目も美しい「瑞風オリジナルカクテル🍸」をいただきました。

まず、緑色に金箔が乗っているのは、看板メニューの「瑞風」

ジンベースの、ちょっと強めのお酒。隠し味に梅昆布茶が入っていると、翌日にクルーの方から聞きましたが、言われないと分からないかも(^^;)

次にいただいたオレンジ色のカクテルは「夕景」

宍道湖に沈む夕日を見ながら「夕景」を飲む・・・ことはタイミング的にできませんでしたが、美味しくいただきました。「瑞風」より「夕景」の方が飲みやすかったです。

3度目の宍道湖は左側。

そして、コンサートが終わる頃、再び左手に見えたのが、3度目の宍道湖。まだ若干明るいですが、日は沈み、少しずつ夜行列車の雰囲気が強くなってきました。

夜の展望車もいい雰囲気!

華やかなラウンジカーを出たら、やっぱり向かうのは・・・展望デッキ!夜の展望デッキも、昼間と一味違って、またいい雰囲気です。

また、夜だけ限定のプレゼントとして、展望車の香りをどこでも再現できる「オリジナルアロマ」が配布されていました。

そして、展望車にもタブレット端末が設置されていて、個室と同様に、飲み物などを注文することができます。大きな窓から景色を眺めながら一杯飲むのも、いいかもしれません。

まもなくディナータイム!

そんな感じで、夜の展望デッキ・展望車を楽しんでいたら、時刻は20時。ダイニングカーでのディナー(第二部)の時刻が近付いてきました。

ということで、次回は、ダイニングカー「ダイナープレヤデス」でのディナーの様子を投稿します。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。