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【瑞風の旅1日目⑥】華やかなディナータイム。1人でいただいた豪華ディナーの感想は?

今回は、ダイニングカーでのディナーの様子をお伝えします。

前回、夕方の展望車やラウンジカーの様子はこちら。

もくじ

瑞風のディナーは二部制、第二部は20:15スタート

トワイライトエクスプレス瑞風、山陰コース上りのディナーは、ダイニングカー「ダーナープレヤデス」でいただきます。ダイニングカーで食事をするのは、1日目のディナーと、2日目のランチ。1泊2日の旅行中で2回だけの貴重なチャンスです。

ディナーの時間は二部制になっていて、私が指定された「第二部」は、20:15という、かなり遅めのスタートです。とはいえ、アペリティフタイムや演奏会を楽しんだり、展望デッキで夜の景色を眺めながら過ごしていたら、出雲市を出発してからの2時間半は、あっという間でした。

いざ、ダイニングカー「ダイナープレヤデス」へ!

「トワイライトエクスプレス瑞風」のダイニングカーは、昔の「トワイライトエクスプレス」から引き継いだ「ダイナープレヤデス」という名前。

テーブルは8つあり、ちょうど瑞風の個室の数(16室)の半分。二部制で全員食事できる計算です。ロイヤルシングルで一人利用の私は、2人用のテーブルでゆったり食事することができました。

ディナーは「菊乃井」監修の和食。まずは食前酒から!

さて、今回の夕食は、京都の「菊乃井」監修の和食。

「夏のお献立」は5品。ペアリングドリンク3種類とともに、楽しみなメニューです。

食前酒「引き盃」は、瑞風ロゴ入りの特製の盃でいただきます。メニューには載っていませんが、京都の「聚楽第」というお酒だと教えていただきました。

同時に、次のペアリングドリンク「米のささやき」もグラスでいただきました。夕方のアペリティフタイムから、飲んでばかりなので、お水も一緒にいただきます。

和食のコースがスタート!1品目は「八寸」・・・24cm!?

「八寸」は、八寸(約24cm)の器に盛りつけられていることからそのように呼ばれているそうで、内容としては「前菜」です。24cmより少し小さめだった気がしますが、気にしない。

早速フタを開けようとした私に、「よろしければこちらも撮られますか?」と教えてくださったクルーの方のおかげで、上の写真を撮ることができました。私がいろいろ撮ってる(そして、酔ってる)ことを知った上で、こういうさりげない配慮をしていただけるのは、本当に有難いことです。こんな機会なかなかないですよね。

ということで、気を取り直して、手の込んだ細工のフタを開けると・・・

野菜と魚介類を中心に作られたお料理。見た目も美しすぎて、何から手を付けるか悩むパターン😋ですが、日本酒にぴったりのおかずばかりでした。

2品目は「向付」・・向こうに置くのは、お造り!

「向付」は、ご飯と汁物のお椀を手前に置いた時に、向こう側に置く器のことだそうです。(今調べて知りました💦)ご覧のように、置かれた場所は「向こう」ではありませんでしたが、全く気にせずいただきました。

ふたを開けてみると・・・

今回の「向付」は、とても上品な「お造りの盛り合わせ」でした。

メニューに書かれている魚介類は8種類。普段、居酒屋とかで盛り合わせを頼むと「これ何だっけ?」となりがちですが、今回の8種類は、お品書きの順番で時計回りに並んでいると教えていただき、しっかり確認しながらいただくことができました。わさびが乗っているものは醤油で、それ以外は味が付いているのでそのまま、というのも分かりやすい!普段は「イカ」とか「エビ」とかが苦手な私ですが、今回は美味しくいただきました。

そして、お酒も進みます🍶

他のテーブルの方が飲まれているのを見て「有名だから一度飲んでみよう!」と注文したのは「獺祭」。でも、私の好みとはちょっと違ったかな・・・

3品目は「焼物」お肉はテンション上がる!!

3品目は「焼物」やっぱり牛肉はテンション上がりますね😉

ちなみに、器も「焼物」です。(陶芸家、佐藤苔助さんの作品だそうです。)お皿も、お料理も、とても上品な一品です。

焼物を味わっている中、テーブルでは、次の鍋物の準備が始まっています。そして、次のお酒もいただきます🍶

いただいたのは、「東洋美人」という、山口県、萩のお酒。本当に、西日本のお酒が揃ってます。

4品目は「強肴(しいざかな)」強いて勧められたのは、鍋物!

「強肴」は、一汁三菜以外に強いて勧められる肴のことだそうです。今回「強いて勧められた」のは、鮑、のどぐろ、穴子がメインの、贅沢なしゃぶしゃぶでした。

鍋は、列車の揺れでダシがこぼれないように、上の方が狭くなった特別なものを使用しているそうです。もっとも、この時間帯、駅に停車している時間が長く、本領発揮のチャンスはなかったかも・・

「強肴」をじっくり味わいながらいただいていたら、本日2回目の国鉄色「やくも」に出会いました。瑞風が出雲市から米子まで行ったり来たりしている間に、岡山まで行って帰ってきた381系。働き者です。

鍋物の〆は、「にゅうめん」。でも、その前にもう1杯!

鳥取県、境港の「千代むすび」というお酒。瑞風の車内でいただいた日本酒の中では、いちばん私の好みのお酒でした。

お酒の右に見えているのが、まだ硬い状態のにゅうめん。鍋に入れてしばらくすると・・・

「多いかもしれません」と言われていただいたのですが、最高のだしと一緒に、無事完食。後で聞いたら、乾麺のにゅうめんは、1塊が2人前だったそうで・・・食べ切れずに残す方も多いそうです(笑)

最後は「水物」=デザート ワインとともに🍷

「水物」は、水分が多い食べ物のことを言うそうです。今回の「水物」は、桃のソルベなど、涼し気なデザートでした。

和食らしく、お茶と一緒に出てきましたが、デザートにもやっぱりお酒!ペアリングドリンクでまだ試していなかった、奥出雲ワインのシャルドネ(白ワイン)をいただきました。

そんな感じで、22時まで2時間ほどかけてゆっくりいただいた夕食。最高の食事とお酒とともに、完全に非日常すぎる、素晴らしい体験をすることができました。

1人で豪華なディナー、実際どうだった??

トワイライトエクスプレス瑞風の豪華なディナーを、1人で楽しめるのか??

そんな不安を感じながら迎えたディナータイムでしたが、結果的には、1人であることを全く気にせず楽しめたと思っています。むしろ、テーブルも広々と使えるし、写真も気にせず取れるし、マイペースでじっくり楽しめてよかったと思うぐらいでした。

そんなふうに、1人でも予想以上に楽しむことができた理由。それは、美味しい食事とお酒があったからです。そして、適度に(←これ大事!)声をかけてくださったクルーの方々のおかげでもあったと思います。感謝感激です。

あとは、私の、周りをあまり気にしない鈍感さも、1人で楽しむのにはプラスに働いていたかもしれません(笑)

 

以上、トワイライトエクスプレス瑞風のディナータイムの記録でした。次回は、深夜の様子を投稿します。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。