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【瑞風の旅1日目⑦】夜の米子駅。ねずみ男と一緒に「おやすみなさい」!?

今回は、深夜の瑞風の様子をお伝えします。

前回、ディナーの様子はこちら。

もくじ

ディナーの途中で到着した米子駅。実は米子駅では・・・

ダイニングカーでの夕食中、21時台に到着した米子駅。瑞風が停車してまもなく到着したのは、岡山から出雲市に向かう、国鉄色の「やくも25号」です。

実は、この米子駅では、21時台から朝5時前まで、7時間ほどの長時間停車となります。

鉄道好きな私としては、長時間停車はちょっと残念。夜中も走っていてほしい・・・と思うのですが。おそらく、瑞風のメインのターゲットである「50〜60代の余裕のある旅行好き」の方々などには、ジョイント音や揺れを気にせず静かに寝られる時間の方が求められる、という判断なのではないかと思います。あとは、運転士さんの人件費削減にもなりますし、騒音防止や線路保守の時間確保にもなりますし、なかなか、夜通し列車を走らせるという選択はしにくいんでしょうね。

ディナーの後、米子駅のホームに出てみると・・・

夕食後、22時頃に、少しだけホームに出させていただきました。

ちょうどいいタイミングで到着したのが、境線、境港からの普通列車。カラフルな車両は、キハ47、ゲゲゲの鬼太郎列車!!

 

1両は「こなきじじい列車」、もう1両は「砂かけばばあ列車」でした。外も車内も、おなじみのキャラクターがいっぱい。

 

隣に停まっている上品な列車と、ギャップがありすぎます(笑)(両側一緒に写真撮るの忘れてた・・・)

22時から、朝までの過ごし方。

時刻は22時。美味しい食事とお酒を味わった余韻に浸りながら、隣のホームで寝転んでるねずみ男と一緒に寝てしまうのも、多分とても幸せな選択肢です。米子駅停車中なので、静かですし、山陰の素晴らしい景色を見逃す心配もないですから。

でも、私は、もう少し起きて瑞風を楽しみたい!という気持ちの方が強く、ねずみ男と寝るのはやめておきました。

ということで、米子駅のホーム散策を終え、一旦部屋に戻りました。

ディナーを終えて部屋に戻ると・・・「キサイネ」の本領発揮!?

ホームから個室に戻ると、夕食前と違う部屋の様子!

夕食中に、クルーの方がベッドをセットしてくれていました。寝台気動車「キサイネ」の「ネ」(←寝台車を意味する記号)が、ようやく本領を発揮した瞬間です(^^)

ちなみに、昼間の状態はこちら。

私が利用した「ロイヤルシングル」の個室は、クルーズトレインとしては珍しい、2段ベッド。2名利用の時は2段とも使用しますが、私は一人で利用したので、上段で寝るか下段で寝るか、乗車後にクルーの方から確認があり、選ぶことができました。

欲張りな私。「両方は無理ですか?」と聞いてみたのですが、さすがにそれは難しいとのこと。号車担当のクルーの方と相談した結果、下段は座れるようにそのまま置いておき、上段をベッドにしていただくことにしたのでした。そのようにするお客様も多いそうです。

上段のベッドは、使用しないときは壁に収納されていて、使用する時だけクルーの方が出してくださいます。(乗客が勝手に出すことはできません。ちょっとした工具を持参すれば出せないことはなさそうだけど(^^;))

ベッドとともに、上段に上るための梯子と、落下防止用のフェンスもしっかり設置されていました。こんなにしっかりとした梯子とか、どこに収納されていたのでしょうか・・・

瑞風の夜を快適に過ごすためのアメニティ等

寝間着は、瑞風専用のパジャマ。昔の寝台列車(今もサンライズで使われてる)のような、JRマークの浴衣とかではありません。

短時間でしたが、気持ちよく着させていただきました。ちなみに、パジャマで部屋の外に出るのはNGです。

あと、乗車中は気にしてませんでしたが、時期によって長袖になったりするのか?男性と女性で違うのか?等々、今さらながらいろんな疑問が出てきます・・・次に乗る時にクルーの方に聞いてみよう!

続きまして、洗面所に用意されているアメニティ。今まで使ったこともない「エルメス」のシャンプー・リンス・ボディソープ・石鹸。化粧水や乳液は、KOSEです。歯ブラシや髭剃りもしっかりしていて、普通に日常生活にも使えそう。

これらのアメニティは、持ち帰り可能とのことだったので、有難くお土産にさせていただきました😁

素晴らしい寝床を確認してから、向かった先は・・・

時刻は22時半ごろ。素晴らしいベッドを目の当たりにして、このままシャワーを浴びて寝てしまいたい・・・という誘惑もありましたが、やはり、もっと瑞風を楽しみたい!!ということで、夜の車内探検へ。深夜の展望車も、なかなかいい雰囲気でした。

ただし、景色は、いつまでたっても米子駅ホーム(笑)。最後尾の展望デッキに出られるのも、23時までになります。

ディナータイムを終えた瑞風車内は、人通りも少なく、エンジン音が響く以外はどの号車もとても静か。客室はほぼ閉まっていますし(乗客のみなさんが室内で眠っているのか起きているのかは分かりませんが・・)、クルーの方も大半が休憩中ですから、当然ですね。

そんな中でも、25時までは、部屋やラウンジカーでドリンクやおつまみをいただくことが可能です。ということで、23時を過ぎてから、「1杯だけ・・」のつもりで、ラウンジカーのバーカウンターに向かってみました。

ラウンジカーのバーカウンターで、お酒が進む!

23時過ぎのバーカウンターには、30代ぐらいの男性が2名いらっしゃいました。そして、バーテンダーさんは若い女性の方。なんと、40代前半の私が最年長だ(笑)

という感じで、この日のバーカウンターは、瑞風の中でもかなり平均年齢の低い空間だったと思います。バーテンダーさんによれば、年配の方で遅くまで飲みに来る方は、あまり多くないとのこと。それでも25時まで営業してくださるのは、私みたいな酒飲みの夜型人間にはとても有難いです。

さて。席に着いて最初にいただいたのは、夕方にいただいた「瑞風」「夕景」に続く3種類目の瑞風オリジナルカクテル「涼海(すずみ)」。普段、カクテルなんて飲むことはないのですが、バーカウンターだと、目の前で作ってくださるのが嬉しいですし、味も美味しく感じるから不思議です。

そして、この日最後のお酒は、サントリー「響」21年。

十数年前に山崎蒸溜所でテイスティングした時に、めちゃくちゃ気に入ったのがこの「響」でした。

最近は値段も高いし入手も困難だったりするようで、なかなか飲む機会がなかったのですが、ずっと気になっていたので、出会えてよかった!やっぱり、香りが素敵です。(酔ってない時にいただけば、もっとじっくり味わえたかも・・・)

お酒と一緒に、話も弾む!

閉店前、注文したわけでもないのですが、バーテンダーさんがチョコレートを出してくださいました。

そんなバーカウンターで知らされた、衝撃の事実!

私が個室のタブレットで注文した飲み物や食べ物の情報は、全てバーカウンターに届く仕組みになっているそうで・・・つまり、私が昼間から注文していたお酒やおつまみやデザートなど、全てバーテンダーさんに把握されていたのです(笑)

お酒もハーブティーも甘い物も注文する人ってそんなに多くないので、目に止まっていたみたい😅

という感じで、こんな裏話を聞けるのも、バーカウンターの面白いところ。酔っぱらってて半分記憶もなく、眠たかったですが、いい思い出になりました。

酔っぱらいとの会話に長いこと付き合ってくださったバーテンダーさんには、感謝しかありません。ありがとうございました。

バーを出て、部屋に戻ってようやく就寝。

ということで、バーを出たのは、25時の閉店間際。7時間以上「セミフォーマル」の服装で飲んで食べてたことになります。一度くらいお色直ししてもよかったかもしれませんね(笑)

同時に、長い長い米子駅の停車時間も、気付けば残り4時間弱。米子出発前に起きたいな・・となんとなく思いながら、「エルメス」の素敵な香りとともにシャワーを浴びて、眠りについたのでした。

ちなみに、ねずみ男のラッピングは、もう車庫に引き上げていて、一緒に寝ることはできませんでした🐭

 

下関を出てから、早くも(?)16時間が経過。時間的に、ちょうど前半戦が終了したところで、私の瑞風の旅、1日目が終了しました。

次回は、2日目、朝の瑞風の様子を投稿する予定です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。